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WORK REPORT


  
宇多田ヒカルさん

ラジオのゲストに宇多田ヒカルさんが初登場!

クロぶちのメガネに黒Tシャツ黒ジャケット姿でスタジオに入ってきた宇多田さんはとても雰囲気のある人という印象。

出版社にいそうなというか、文学系のにおいがしました。
本日の紙資料。
宇多田さんのアルバムが日本で発売されるのは4年ぶりです。

彼女いわく「世間に広まっていない」曲作りの方法や、アメリカデビューの話、夫の紀里谷さんについてなど、あけすけに、驚くほどたくさん、自ら話してくださいました。



☆映画「キャシャーン」主題歌「誰かの願いがかなう頃」

紀里谷さんをインタビューした時、正直神経質な人かと思ってたらいい人でびっくりしたという話をしたら、(こんなことを妻に前に面と向かって言う私も私ですが^^;)

「いい奴でしょ?でも見せ方が下手。目の使い方とかしゃべり方とかいつもアドバイスしてるんだけど、ダメ。お前はそういうの上手くていいよなって言われるの。」と言っていたずらそうにへッへッへッと笑う宇多田さんでした。

撮影現場に足を運んだ宇多田さん。「特撮ってこうなるのか〜」、「おっ唐沢さんだ!」と普通に喜んでいたそうですが、撮影の雰囲気を感じながら、夜空の下ラップトップを持ち込んで主題歌を作ったとおっしゃっていました。自分の作業場以外でラップトップを開いたのは初めてだったそうな。

感じたままを音にするって音楽の原点ですが、やっぱりそうやって生まれた曲はいいですね〜。

本日の音資料。
13曲中6曲がCMや映画のタイアップソングでした。


☆ 曲作り

彼女は曲から先に作ります。まずリズム体やコードに目途をつけてメロディ作成。そのメロディも一番と二番で同じフレーズの箇所でも微妙に違う細かい動きまで決めてしまい、そこに詞をのせるそうです。

でもそれって、俳句みたいで難しくない??

「そう、俳句みたいなの。でもメロディがよくないといい曲にならないからそこにはまるように歌詞を考える。」曲より歌詞を先に書くことはなく、歌詞が入らないからといってメロディを動かすことも絶対にしないそうです。それだけメロディはかなり緻密に計算されてるんですね。



捨て曲は?

「ない」

CMスポンサーからこんな風にって駄目出しなんてあったりする?

「だったらやらない。
こんな風にしてって言うんなら、そうできる人に頼めばよくて、私である必要がないから。出来たものを直すことはない。」

全くその通りなんだけど、こんな風に言い切れる人は少ない・・・。自分の才能への自信が伺えます。



☆ 歌

今回のアルバム、ヴォーカルが素晴らしいんです。何ともいえないニュアンスだと思うところがたくさんある。

しかし、メチャメチャメロディーラインが難しい・・・。

「そう。難しい。曲作りのときには声は出さないのね。全部イメージだから、いざレコーディングの時に息が続かなくてゼェゼェ言う。BLUE(アルバム3曲目)の時なんて汗だくで青くなってた。いつも上手く歌えなくて、そんな自分に腹が立って自分に切れるの。」

自分で作ったのに??

「そう、自分で作ったのに、自分で自分にキレる。」

緻密に計算したイメージどおりにならないと気がすまない。セルフプロデュースする人はいつも葛藤してなくちゃいけないので精神的に大変です。



アメリカでデビューする際も、「向こうは10代のセクシー系が人気でそういう系は売れる、だけど私そんなことするわけにも行かないし、有名プロデューサー用意しますって言われたけど、だったら自分の作品じゃなくなっちゃうから自由にやらせてくれって言って、自由にやらせてもらった。」と話していた宇多田さん。

自分を信じ、安売りはしない。才能に恵まれたからか、そういう姿勢が才能を開花させるのか、宇多田ヒカルが数少ないスターアーティストである理由が少しわかったような気がしました。

T O P

 

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