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WORK REPORT


  
スティービー・ワンダー、骨肉のジングル争奪会見&単独インタビュー 

あのR&Bの巨匠、スティービー・ワンダーが、初めてプロモーションだけのために来日ということで取材に行ってきました。 

映画の会見とは全然違う雰囲気でした。華やかさ、派手さはあんまりないんだけれど、みんな尊敬してるからやっぱりちょっと興奮気味なんですね。でも一応仕事だしそれを隠してるっていうか・・・。 

そりゃそうですよね。色んなアーティストのルーツをたどっていくと、だいたい彼にたどり着く。誰もが尊敬するスティービー。直接声を聞けるチャンスは滅多にありません。
 

新作アルバムでは娘のアイシャさん(右)との共演も。

この曲は「10数年前に、当時付き合っていた彼女の本当の気持ちが知りたいという気持ちを歌にした」そうなんです。そんな曲を娘とデュエットする父親っていったい・・・。

来ていたマスコミは約60社。混乱を避けるため、あらかじめ抽選で15社を選んで、時間の許す限り質問を消化していくという方法が取られました。 

ところが、本人の到着が予定より45分遅く、しかもスティービーはとてもゆっくり話すタイプなので、結局、5社の質問を消化した段階で打ち切りとなりました。 

と、その時。 

「3more」。 

スティービー自らもっと質問に答えると発言。 

「おおぉ〜!!」 

スティービーいい奴じゃん!みたいなノリになってきた会見場。救われた3社は喜々として質問し、今度こそ会見終了・・・と思いきや、またもやスティービー、 

「今日はステーション(局)は来ているのかい?ジングルを作るよ」と今度は作曲宣言! 

ジングルというのは局名や番組名、周波数などを歌詞に織り込んだ短い曲で、ラジオなんかでCMみたいによく流れているもの。短いとはいえ、正規にスティービーに曲を発注すると数百万円から数千万円。いや、お金の問題以前にこんなオーダーをしても通常は絶対に叶わないことです。それを自らキーボードを爪弾いて歌うというんです 
から、コレを逃したらこんな機会は二度とやってこない・・・。 



というわけで、途端に会場はヒートアップ!! 

「TOKYO-FM〜!」「J-WAVE!」「MTV〜!」「NACK5〜!!」
「FM−FUJI〜!!」 「オリコンスタイル〜!」 

あっちこっちから自社の曲を作ってもらおうと悲痛な叫びが途切れません。さっきまで「ハリケーンの被災者に対する曲は・・・」とか「音楽に対する愛は・・」と美しい質問をしていた人たちとは思えない、プライドを捨てた骨肉の争い。 

「OK, TOKYO-FM」 

数秒考えて手元のキーボードを弾き即興演奏。 

歌うスティービー

うーん、カッコいい・・・。選ばれた局は大感激。他局は、負けられない!とさらに声を張り上げます。 

するとスティービー、 

「10more」。 

おおおぉぉー!!!枠が一気に増えたとまたまた盛り上がる会見場。 



そこで、ラジオ局だけかとずっと遠慮していた私たちも、いっちゃえ!!と争奪戦に参戦しました。 

「ズームイン!!SUPER〜!!」 

一番後ろから叫んでみました。 

すると、私の左のほうから「めざましテレビ〜!!」の声が。 

コレは負けられないと、「ズームイン!!SUPER〜!!」とさらに叫ぶと、「めざましテレビ〜!!」ともっと大きな声で聞こえてくるではないですか。ラジオ局の戦いだったのがいつの間にか朝番組対決になっている・・・。ラジオの人たちもだんだんこの対決の行方を興味津々見守っている様子。そしてついに、、、 

「ズームイン!!SUPER」 

司会者の声でズームの番組名が読み上げられました! 

やった!!勝った〜!! 

これで負けてたら戻って何言われるかわからないですからね。とりあえずホッとしましたよ〜^^;。 

対決を制した上に演奏されたフレーズがまた朝っぽいくていいんです。最後のフェイクも気持ちよくてね。いやぁ感激しました。 

結局めざましテレビも演奏していました。こちらはシンコペーションを多用したファンクなフレーズ。みんなで手拍子をしたり合唱したりで盛り上がってこちらも良かったですよ。 

というように、全部で14社、各局全然違う曲が出来上がるので、次はどんなフレーズかな〜っていう即興演奏の楽しみがあって面白い会見でした。個人的には、カッコいいのはNACK5、さわやかさはズームって感じかな^^。手拍子や合唱もあったし、まるでライブを聴きにきている感覚。最後、スティービーが会場をあとにするときは全員がスタンディングオベーションで送るという、今まで見たことのない終わり方でした。異例づくし、前代未聞の会見。本当に楽しかったです。 



続いて単独インタビュー。
間近で見たスティービー、迫力ありました〜。でっぷりした体格。手も大きくて指も太い。単独のときもキーボードを前に置いていたんですが、よく鍵盤からはみ出さないなぁと感心するくらいの太さです。思わず「手が大きいですね〜」と言ったら、「♪I’m a big hands man〜」とまた即興で歌いだしました。何でもかんでもフレーズにして遊んでるんですね〜。また出てくる曲出てくる曲みんなカッコいいからすごい。「上を向いて歩こう」や唱歌の「さくら」といった日本の曲のほか色んな曲を弾いて下さいました。目の前でミニライブを聴けた私は幸せ者です! 

コレが、数々の曲を生み出し、演奏したキーボード。 


ありがとうスティービー!! 

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