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この曲は「10数年前に、当時付き合っていた彼女の本当の気持ちが知りたいという気持ちを歌にした」そうなんです。そんな曲を娘とデュエットする父親っていったい・・・。
来ていたマスコミは約60社。混乱を避けるため、あらかじめ抽選で15社を選んで、時間の許す限り質問を消化していくという方法が取られました。
ところが、本人の到着が予定より45分遅く、しかもスティービーはとてもゆっくり話すタイプなので、結局、5社の質問を消化した段階で打ち切りとなりました。
と、その時。
「3more」。
スティービー自らもっと質問に答えると発言。
「おおぉ〜!!」
スティービーいい奴じゃん!みたいなノリになってきた会見場。救われた3社は喜々として質問し、今度こそ会見終了・・・と思いきや、またもやスティービー、
「今日はステーション(局)は来ているのかい?ジングルを作るよ」と今度は作曲宣言!
ジングルというのは局名や番組名、周波数などを歌詞に織り込んだ短い曲で、ラジオなんかでCMみたいによく流れているもの。短いとはいえ、正規にスティービーに曲を発注すると数百万円から数千万円。いや、お金の問題以前にこんなオーダーをしても通常は絶対に叶わないことです。それを自らキーボードを爪弾いて歌うというんです
から、コレを逃したらこんな機会は二度とやってこない・・・。
というわけで、途端に会場はヒートアップ!!
「TOKYO-FM〜!」「J-WAVE!」「MTV〜!」「NACK5〜!!」
「FM−FUJI〜!!」 「オリコンスタイル〜!」
あっちこっちから自社の曲を作ってもらおうと悲痛な叫びが途切れません。さっきまで「ハリケーンの被災者に対する曲は・・・」とか「音楽に対する愛は・・」と美しい質問をしていた人たちとは思えない、プライドを捨てた骨肉の争い。
「OK, TOKYO-FM」
数秒考えて手元のキーボードを弾き即興演奏。
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